コロナ禍の企業を救う手

猫の手

【クラウドファンディング】という言葉をよく耳にするようになった。
やぎはちょいこの前まで【cloudfunding】だと思ってたんですよw

ネットのクラウドで集めるのだから「雲」だろうと・・・
正しい用い方をその筋の人に教えてもらうまでねw

正しくは【crowdfunding】でした(笑)

で今日は何の話なのかといいますと
コロナ禍にあって飲食店や観光業の会社がどんどん行き詰っていく今の状況を見ていて、この状況を打開するにはどうすれば良いのかって思ったわけだ。

緊急事態宣言の要請で営業を自粛するのであればその間の営業補償は当然だと思うけれど、営業自粛の影響を受けるのは該当する飲食店だけではないし、状況が変わらないというよりも悪化する一途な観光業やタクシー会社などは補償が無くどうすればいいんだ?

社会主義国家であれば国が全ての企業の支援をしろよ、という論理が成り立ちますが我が国は資本主義国家。
全体主義ではなく、個々個人の権利が守られている自由国家なのだから自分達でなんとかしていく道を探りたいのである。猫の手でも借りたい気分だ。

やぎの持論は以前にも書いたが資本主義経済の制度を堅持しつつ、今の状況を乗り越えるには【金持ちの道楽】的な余裕のある経営者や資産家はどんどん投資するなり、買収するなりしていって欲しいというもの。
リソースを分散して活用すればいいだけのことと考える。

それを街中の小さな飲食店でもどんどん当てはめていくのに【crowdfunding】はもってこいのツールだと注目する。

それを前提に置くことができれば、行政の役割は零細規模の飲食店に【crowdfunding】の利用を進めるための広報を行うことになる。

もちろんすべての店がその支援を受けられるわけでは無い。
目にもとまらない零細規模の店も多く出てくると考えられる。しかしそれはどんな時代・状況にあっても同じことだ。
みんながハッピーエンドを迎えられるわけでは無い事は指摘しておかないといけない。

このほか、やぎが期待しているのは【crowdfunding】が広く普及し市場規模が大きくなれば、【crowdfunding】を運営する会社が民間企業に投資するファンドに成り得ることだ。

【crowdfunding】に参加する方たちの属性は、株式投資の投資家よりもリターン(配当)に関して寛容であると感じている。
であればリターンを生み出さなければならない株式投資よりも、より広範囲により多くの零細店に支援の手を差し伸べることができるだろうと期待せずにいられない。

自分のお気に入りの店が無くなってしまったら悲しいでしょ?
昔から長く続いている店が無くなったらさみしいでしょ?

そんな個人の感情が、飲食店や旅館やホテルといった今苦境に置かれているお店や企業を救うことができるエネルギーになると思っているので、ぜひ小さな店であっても【crowdfunding】を活用してもらえる環境を作っていきたい。

内閣総理大臣に就任した菅総理大臣はスローガンに「自助・共助・公助」と掲げていらっしゃるが、実現性の判らない言葉だけじゃなくて、このことが資本主義社会の中での意味のある【共助】になるんだろうと思っている。

by 白やぎ