プラゴミ報道はウソ

ここのところ、プラスチック廃棄物が海洋環境を破壊する~のような論評・報道をよく耳にする。そしてプラスチック製ストローを廃止する飲食店が次々に現れているようだ。

この最近の風潮に対して中部大学特任教授の武田邦彦氏が、「プラ製ストローは害という欺瞞に付き合う道理は無い」と科学的原理や長年の実績を基にして真っ向から反論されている。

内容は氏の論評を読まれることをお勧めするが、氏が取り上げているのは「ダイオキシンや環境ホルモンの害、温暖化で海水面が上がっている・・・・中略・・・などのことは、いずれも一部の科学者の見解であって根拠が無い」ということ。

そのようなものに現代の日本人が左右されるのは「科学オンチ」、「感情優先」、「環境利権」が主なキーワードであり、さらに端的に言えば「日本人の幼児化」が要因なのだと。

そしてことの発端はヨーロッパ北西に居住するアングロサクソン、ノルマン、ゲルマンというアーリア民族のおごり、我侭にあるのだから、日本人はそんな欺瞞に付き合う道理は無いのだ、と締めくくっておられる。

ことの真贋は氏にまかせるとして、プラスチック製ストローやマイクロビーズばかりが槍玉に挙げられる報道の在りかたには、背後に利権が絡んでいるのか針小棒大な作り話のように感じる。

一部の環境利権のプロパガンダで世論を誘導しようとしているのであれば、プラスチック製ストローにとってはまさに濡れ衣であり、いい面の皮であろう。

ことの本質は、大量のプラスチックゴミにあるのではなく、なんでもかんでも使い捨ててしまう人間の生活スタイルにあり、それを便利・快適と勘違いする人の心の中にあるハズである。そういう視点においては僕はかねてから「反プラスチック」である。

やぎ