平成が終わり令和が始まる

今から30年前、昭和が終わり平成の時代が始まった。

好景気に浮かれた「バブル」真っ盛りの頃だった。
好景気に支えられ皆が自信に溢れていた時代だったんですよ。

なのにその好景気はまさに泡(バブル)と消え
皆が自信を失い社会は少しずつ与えられることを口を開けて待つ・・・

自分から何かを得ようと行動もせず、ひたすら社会主義化してしまったように思う。

阪神、新潟、東北、熊本・・・・大きな地震や噴火、台風被害にも遭い
地獄の底から這い上がるような経験を僕達はたくさんしてきたのに
自分の力で物事の有り様を変えようとする力の流れはまだ見えてこない。

平成の30年、物質的に豊かにはなったけれど、僕達人類は人から物を与えられることを当然と思うようになってしまったんじゃないだろうか。
そして与えられなければ、それは社会福祉が行き届いていないのだと、方便を使うようになってしまったように思う。

人間はどこへ行こうとしているんだろう。
僕達は自然の恵みを受け、ささやかな幸福を感じて生きていくことができるはずなのに。

「文化」「物質」「経済」、
今の人類はそんな泡(バブル)と消えてしまうようなものを生きる支えにしてしまったように思えて仕方ない。

僕達が立っているのはこの土(大地)の上だというのに。

時代が令和に変わったからといって、有り様が変わってくれるわけではないから
誰かが人類が本来あるべき姿に戻れるような流れを作っていかなければ
豊かさの意味、幸福の意味、生きていく意味をこの手に取り戻すことはできないのだろうと思うよ。

by黒やぎ