家庭で電気を作る時代はまだか?

もう何年前になるかなぁ。東日本大震災の少し前だったから10年は昔の話し。

関西電力の営業マンが、やぎの会社に定期的に駄弁りに来てくれていたんだけど、その時に未来の関電の姿はこうあるべきだろう?みたいな持論をね、語ってたんですよ。

その持論てのが、日本は被害の大きい自然災害が多くてインフラもその度に大打撃を受けてしまうから、大きな発電所で作った電気を家庭に送るのではなくて、水素で発電できる装置を各家庭に設置し、設備のリース料を収入源にするべきだ、とね。

まだそのころは、都市ガスを燃料としたコージェネレーションを採用したエネファームが出回ってきたころ。関電の営業マンは「そんなんできますかね~笑」って感じだったけどね。

それが今日までの間に、トヨタは燃料電池自動車「ミライ」を市販化し、神戸ポートアイランドでは水素を燃料としたコージェネレーションの実証実験が行われるまでになった。

台風15号の被害で、千葉県では大規模停電がまだ解消されていないところがあるのこと。猛暑日の中、電気が無い生活は本当に大変だろうと思います。電気が止まるってことは、経済活動はもちろんストップするし、パソコンも電子マネーも使えない。

各家庭、各企業で電気が作れるようになれば、大きな自然災害にも強い街造りができるだろうことは、そう予想が難しくないわけで。一日も早くそんな時代がくればいいなと思う。

最後になるけれど、台風15号で被害に遭われている多くの方に、早く落ち着いた生活が戻ってくることを切に願っています。

by 白やぎ